
昭和55年から続く老舗。
人々と環境を大切にし、未来への貢献を使命としています。
環境への取り組みについて
中川組は、環境への心配りを特に重視しています。
廃棄物の抑制だけでなく、様々な観点から環境保全に取り組んでいます。

低排出ガス重機の導入
当社は、地球温暖化の抑制に向けて、建設重機に低排出ガス車を導入しています。これにより、大気汚染の削減に努めています。

NOx・PM法対応車の導入
NOx・PM法に対応した自動車の導入に取り組んでいます。現在は対策地域のみの実施とされていますが、当社ではそれ以外の地域でも積極的に導入し、大気中の害を最小限に抑えます。

コンテナの設置
現場にコンテナを設置し、そこへ廃棄物を集積し搬出することで、トラックの運送量を減らし排気ガスの削減を行なっています。

分別解体の実施
当社では、徹底した分別により廃棄物のリサイクル率90%以上を確保しています。今後もリサイクル率を向上させ、循環型社会への貢献を続けます。

奉仕活動の実施
年に1度、社員全員による清掃活動を地域で実施しています。地域社会への貢献と環境保全に努めています。
安全管理と近隣対策について

現地調査
お客様からのご依頼に応じ、まずは現地調査にお伺いします。解体対象物件だけでなく、近接道路の交通量や歩行者の状況、隣接建物の有無なども確認し、安全な施工を行うための近隣調査を実施します。

危険予知活動
作業員全員で危険の所在と防止対策を考え、危険を浮かび上がらせる 活動を毎日行っています。現場内だけでなく、第三者災害についても対策を決定するため、危険予知活動を実施しています。

近隣挨拶
工事開始前には、近隣の皆様への挨拶と工事の説明を行います。状況に応じて近隣説明会や家屋調査も実施し、皆様にご理解いただきます。

作業後の現場周辺の清掃
作業終了後には、現場前面道路や周辺を清掃します。竣工後も現場周辺の清掃を継続し、お客様にご満足いただけるよう努めています。当社の仕事は、現場だけでなくお客様の満足度を高めることにあります。

施工検討会
解体工事前に、営業担当者、現場管理者、職長が集まり、物件の特徴に合わせた最適な施工方法や使用する重機、資機材の搬出入路などを検討するための施工検討会を開催しています。

安全教育
毎月、社内全体ミーティングと安全パトロールを行い、安全に関する教育や意見交換を行っています。社員全員が安全衛生に取り組むため、安全教育を実施しています。

振動・騒音
粉塵対策
当社の施工では、無駄な機械解体を行わず、手作業での分別・収集を行います。これにより、騒音や振動を最小限に抑え、清潔で安全な現場環境を確保しています。粉塵対策としては、養生シートや散水などを用いて抑制しています。
中川組は、安全管理には絶対の注意を払っています。低騒音、低振動工法で現場作業員だけでなく、近隣の方々にも安心していただけるよう、安全確保に全力を注いでいます。
アスベスト対策について
中川組では長年の経験を活かし、
安全で確実なアスベスト処理を実施しています。
1.事前準備
【事前工事調査・工法の選定】
解体工事を行う前には、アスベスト含有建築材料の有無を調査し、現場に適した工法を選定します。建築物の種類や建築材料、施工年などを確認し、作業計画を綿密に立案します。作業方法や手順、粉塵の安全対策などを明確に定め、工事場所の特定を行います。
【資材搬入・事前清掃】
養生シートや粉塵飛散抑制材、アスベスト排気専用ゴミ袋などの資材を搬入し、作業に必要な設備を配置します。事前に余分なゴミや埃を取り除き、次の工程に備えます。
【床の養生・壁の養生】
粉塵の漏れを防ぐため、規定の厚さのプラスチックシートで床から壁へと順に養生します。二重に養生し、隙間なく密閉します。セキュリティーゾーンやアスベスト除去作業用の装置も配置します。


2.除去作業
【粉塵飛散抑制剤吹き付け】
粉塵飛散抑制剤を吹き付ける作業が完了したら、除去作業に移ります。作業者は保護マスクや衣服を着用し、アスベストの飛散を最小限に抑えるために、粉塵飛散抑制材を丁寧に吹き付けます。これにより粉塵の飛散が抑制され、安全かつ効率的に作業を進めることができます。
【アスベスト除去】
粉塵飛散抑制剤を吹き付ける作業が完了したら、除去作業に移ります。作業者は保護マスクや衣服を着用し、アスベストの飛散を最小限に抑えるために、粉塵飛散抑制材を丁寧に吹き付けます。これにより粉塵の飛散が抑制され、安全かつ効率的に作業を進めることができます。
【除去面に対する粉塵飛散抑制剤吹き付け】
アスベストを完全に除去した後は、除去面に粉塵飛散防止材を吹き付けます。これは、作業効率と安全性を高めるための「抑制」ではなく、最終処理としての「防止」です。養生面にも粉塵飛散防止材を吹き付け、解体作業を安全に進めることができるようにします。
【空中散布】
さらに、アスベスト層内部への湿潤能力が高く、アスベスト飛散抑制効果に優れた粉塵飛散抑制剤を空中にも散布することで、粉塵が再飛散する可能性を最小限に抑制します。
3.後処理
【壁部、床部の順に、養生シートを解除】
粉塵抑制防止剤を散布し、作業環境が安定したら、養生の解体作業に移ります。壁から順に養生シートを取り外し、次に床を解体します。この際、セキュリティーゾーンも同時に解体していきます。
【廃棄物の搬出】
養生材もアスベスト廃棄用ゴミ袋と同様に、専用の袋に詰めていきます。安全性を確保するために、アスベストと同じくゴミ袋を二重に使用します。アスベストを搬出する際は、他の廃棄物と混合せず、専用の袋に入れることで、安全性を保ちます。
【清掃】
アスベストの除去後は、高性能な真空掃除機を使用して清掃を行います。その後、防火材料等の認定商品適合の各種仕上塗材を用いて仕上げ作業を行います。また、使用した足場なども高性能な真空掃除機で清掃または拭き取りを行った後、粉じん飛散抑制剤を吹き付けます。隔離区域内で使用した工具類は、洗浄や拭き取りの後、セキュリティーゾーンを通って隔離区域外に搬出します。
【廃棄物の運搬】
ゴミ袋に詰めたアスベストはトラックに積み込まれ、最終処理場まで直行します。到着後は、全てのアスベストが搬出されたことで作業が完了します。
【溶融処理】
除去された吹付けアスベストやアスベストを含む保温材などは飛散性が高く、特別管理廃棄物として厳しい基準が設けられています。中川組では廃棄物処理法に基づき、県に認可された最終処理場で、約1,600℃の高温で溶融処理を行い、アスベストを無害化します。
